裏切る展開
読者の予想をことごとく裏切る展開。
ヒーローものの王道といえば、主人公はどんなに苦難に陥ってもギリギリのところで幸運に恵まれ、さっと危機を乗り越えていくものだが、この「ダレン・シャン」のダレンはちがう・・・
彼におそいかかる苦難は恐ろしく残酷で、リアルで、かなり苦しい。
ダレンは間違いなくヒーローに値する勇気と強い意思を持った少年だが、それさえも打ち砕くほど、彼には災難ばかりが襲い掛かる。
そして、わざとらしい幸運にもめぐまれない。作者は「現実はもっと厳しい」とつめたいリアリズムで告げている。
しかし、目を覆いたくなるようなひどい仕打ちにもダレンはかかんに挑んでいく。そこに手加減はいっさい存在しないにもかかわらず、ダレンはいつも一生懸命に、生きよう!!と、もがいている。
だから彼のことばには嘘がなくて、読者のこころに真摯に響くのだろう。
結婚していたことがあるクレスプリー
力量の試験を受けなければならなくなったダレン。失敗、即ち死を意味する大変な試練だ。ダレンはカーダ、ガブナー、シーバー、エラ、バネズ、ミッカー元帥、そしてクレスプリーの期待に答えることが出来るか。そしてヴァンパイアの世界を揺るがすような事件が・・・ヴァンパイアの試練、には多くの魅力的なキャラクターが新登場して息をつく間もないくらい目まぐるしい展開があります。シリーズのはじめには好きになれなかったクレスプリーもだんだん好きになってきました。
生きるも死ぬも
試練とは、与えられるものではなく 自ら引き受けるもの 試されているのではなく 試しているのだ、己の強さを 目を背けまいと必死なのだ、己の弱さから ただ、己の存在を証明し、己が何者であるかを高らかに叫び、 栄光の極みに死すために 戦え 己自身と、己の師と、友人と、そして種族のために 戦え 話は急転直下 今後何が起こるのか、誰が出てくるのか、Darrenはどうするのか 目の離せないDarrenバンパイア一族入りシリーズ(仮名)2作目です この前後の巻で、様々な登場人物が現れ、シリーズにいっそうの厚みと面白みを加えてくれます
勇気と誇りと感動!!
(死と隣り合わせの状態ではあっても)ただ単に、着々と試練をクリアしていくのかと思いきや、予想外に事がすすんでいくのがDarren Shanシリーズの魅力といえるでしょう!経験不足ながら自分と尊敬する師(Larten Crepsley)の為に必死に戦うDarrenには感動です!大きく成長していくDarrenが見れるとおもいます。
ドキドキしまくり!
始めから終わりまでドキドキハラハラです!読みやすくてこわい場面も一気 に読めちゃいました。まだ6巻を読んでないので続きがすごく気になりますぅぅぅぅぅぅ!!(>0<)
小学館
ダレン・シャン〈6〉バンパイアの運命 (小学館ファンタジー文庫) ダレン・シャン〈4〉バンパイア・マウンテン (小学館ファンタジー文庫) ダレン・シャン 3 (小学館ファンタジー文庫) ダレン・シャン〈7〉黄昏のハンター (小学館ファンタジー文庫) ダレン・シャン〈8〉真夜中の同志 (小学館ファンタジー文庫)
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