誤字と見るべきか作者の構成ミスととるべきか……
話の内容としては、殺伐としていて必ずしもハッピーエンドとは言えないような終わり方でそれはそれでありだと思いました。主人公を殊更決め付けていなかったので誰に感情移入するかで色々と楽しめるというのも、この作品の魅力かもしれません。
しかし、ところどころミスタイプおよび誤字(例:ルビが正しくなかった)などがありました。これは他の作家の作品にも一つや二つあるので、大した問題ではないのですが、問題なのは3章での狗木と戌井の戦闘シーンがあるわけですが……致命的なことに拳銃持っている手が右手になってたり左手になったりと、明らかにおかしな描写があります。(P243、7行目本誌抜粋:『次の瞬間、銃を握った左手に衝撃が走った。 上から降ってきた隼人の足が、銃を持つ右手を思い切り踏みつけたのだ。』)これを作者の構成ミスととるべきかどうかは……
哀愁漂う、My Bestシリーズ 一巻目
このシリーズホント好きだなぁ。他の作品に比べると、バウワウは比較的まっすぐな作りかと思われます。 それでもこのシリーズは、デュラララよりは異常で、ヴぁンプよりは親近感の持てるキャラが揃っているから面白いと思いますよ。
勿論、シリーズ全3巻を読むのが1番ですが、とりあえず第一巻を読んで、男を知りましょう。
2人の犬
佐渡と新潟の間に架けられた巨大な橋の中心にある人工島。 九龍城さながらの無法都市に2人の男が訪れる。意味は違えど、それぞれ人の死を引き連れて― そして彼らは歩み始めた。 全く違う道を歩むその姿は、まるで鏡に映った己を吼える犬のように似ていて―あまりにも滑稽だった。 そして今、また銃声が鳴り響く。 高らかに高らかに―
狗と戌
相反する二人の狗木と戌井。 前半部分は、まったく違う人物として登場。 そう、まさしく逆に映る鏡の様に。 だが、後半で明らかにされた事実は衝撃的なものだった。 前半の伏線が互いに絡み合い、そこから物語りは加速を始める・・・。読み終わった後になって、凄いネーミングセンスだと感じた。 キャラクターも一人一人個性があって良かった。 個人的には、ぶるぶる電波のケリーが一押しですね。 序盤の惹き込みが少し弱かったため、星を一つ減らしました。
主人公選択形小説(?)。
初めはイラストで買ったのですが内容もかなり楽しめる物だったと思います。 最悪で最高な街に住む立場の違う三人が主人公候補。 この本で主人公を決めるのは読者ではないかと私は考えました。 街を守るため自らを犠牲にし続ける純ヒーローか、 幼馴染みを不条理に殺され、悪を弾圧しようとする復讐の人か、 ヒーローに憧れそれだけを考え生き続ける純正のバカか、 選ぶのはこの本を読んだあなたです。
メディアワークス
Mew mew!―Crazy cat’s night (電撃文庫 (0962)) がるぐる!〈上〉 (電撃文庫) がるぐる!〈下〉―Dancing Beast Night (電撃文庫) ヴぁんぷ! (電撃文庫) ヴぁんぷ!〈2〉 (電撃文庫)
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